子供バレエのレッスンは退屈?楽しいレッスンの時間を過ごすコツは?

昨今の少子化の影響でしょうか?
忍耐力のない子供が、以前と比べて増えた気がします。

バレエで子供クラスを教えていても、きちんとしたバレエのレッスンはイヤ!それよりも稽古場で走り回って楽しく遊びたい!という子が多くなっている傾向があります。
(これが幼稚園くらいの子ならまだしも、小学3年生くらいでもいるのです!)

「先生が自分の思い通りにならない。自分にできないことをやらせようとしてくるから」

という理由で辞める生徒もいるので、驚きです。

講師の立場からすると、バレエの先生としてお金を頂いているわけですから、生徒に正しいバレエを教えて少しでも上手くなってもらえるレッスンをする義務があります。
しかしそのためにバーレッスン・センターと正規のメニューでレッスンを進めていると

「つまらない」

と言って辞めてしまう子が出てくるのが、悩みどころです。

やはり親御さんくらいの世代からして、バレエを「お嬢様のかわいいお習い事」と捉えている人が多いから、こういうことになるのかなと、少し残念に思います。

そうは言っても、そんな子供たちにバレエを好きになって楽しくレッスンしてもらえるようにすることも、私たちバレエ講師の仕事。
今回は、そのためにどんな工夫が必要なのかを考えてみました。

子供の好きな音楽でレッスン!

バレエショップへ足を運ぶと、最近は『白鳥の湖』『ドン・キホーテ』などのバレエやクラシックの名曲を使ったレッスン用CDだけでなく、子供が好きなスタジオジブリなどのアニメやディズニー映画の曲をアレンジしたレッスンCDもよく見かけるようになりました。

実際にこういったCDを使って指導している先生のクラスを見たことがありますが、小さな子供たちも「この曲知ってる!◯◯の曲だね!」と、嬉しそうにレッスンしていたのが印象的でした。

大人のクラスでも、多くの生徒さんが一度は耳にしたことがある映画音楽や、クラシックの中でもショパンの『ノクターン』やイタリアの歌曲『サンタ・ルチア』など特に有名な曲、フィギュアスケートの日本代表選手が大会で使用した曲などをアレンジしたレッスンCDは好評で、時には
「先生、今日のレッスンで使っていたCDのタイトル教えて下さい!」
と聞かれることもありました。

レッスンで使う音楽、結構重要なんですよ!

かわいいレオタードの着用OKに!

筆者がバレエを始めた頃は、師事していた先生が厳しくて

「レオタードは小学校卒業までの生徒は黒のみ」

「巻きスカート禁止」

などの決まりがありました。

これには
1,先生が生徒の姿勢やボディラインをチェックして指導するときに、シンプルなレオタードで巻きスカートなしの方が指導がしやすいから
2,大所帯だったスタジオなので「我が子にかわいいレオタードを着せよう」とする保護者同士の、いわば見栄の張り合いのような現象が起こるのを避けるため
などの理由があります。

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1に関しては、指導する立場としてはシンプルなレオタードを着ていてくれた方が良いというのは、確かにあります。
実際、国内外のコンクール受賞者を多く輩出しているバレエ教室では、今でも子供の生徒たちにそのようなレオタードの規定を設けている所が多いです。

コンクールのレッスン審査で着用が許されているレオタードも、このようにシンプルなものです。

(コンクールレオタード。シンプルなレオタードの方が、スタイルが良く見えるんですよ^^)

しかしそれほど大規模でないスタジオなら、2に関してはあまり奇抜なものではない限り「レオタードの色や形は生徒さんに任せる」ということでも良いのではないかなと、最近思うようになりました。

時にはプリンセス気分を楽しめるようなレオタードで気分を変えるのもありでしょう。

 

 

分かりやすい言葉を心がける

これは、私たち講師が特に心がけるべきことです。

大人のクラスでは多少難しい専門用語を使っても、同時に先生が見本を見せたり説明を追加したりすることで生徒は理解できます。
しかし、子供はそうはいきません。
あまり難しい言い方を毎回されると、子供はバレエの正しい基本が身に付かないだけでなく「分からない、難しい」から「つまらない」となってレッスンに行きたがらなくなることもあります。

そこで同じ内容を説明するにも、子供にはより平易で分かりやすい表現や言い回しを工夫することが大切となるのです。

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ひたすら基本の動きを練習するバレエのレッスンは、たしかに多くの子供にとっては退屈で、あまり楽しいものではないのかもしれません。

でもバレエが「ダンスの基本」であることは、今も昔も変わりません。

バレエの素晴らしさが本当に分かるまで、まずは「楽しくバレエのレッスン」ができたら良いですね!

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